「建売住宅とは?」をわかりやすく解説

「建売住宅とは?」をわかりやすく解説




新築の戸建てのお家が欲しくなった時、まず最初に出てくる選択肢のひとつに、「建売住宅」か「注文住宅」かの選択があります。

(もちろん前提として最初からどちらか決めていらっしゃる方も多いと思いますが、しかし少なくともどこかのタイミングで必ず比較する時があります。)

 

建売住宅についての特徴や、気になる価格帯を知ることによって、住宅購入の際の参考になるでしょう。

また建売住宅ならではのメリットやデメリットもあり、類似する「建築条件付き土地」などと比較することも重要です。

 

マイホームを購入する際の参考として、「建売住宅」のことを正しく理解しましょう。

この記事では「建売住宅について分かりやすく解説」していきます。

 

「建売住宅とは?」の記事を読めばわかること

●「建売住宅」は建物と土地がセットで販売されているもので、割安なことが多い

●相場は「2,000万円~5,000万円」と幅広く、都市部になるほど価格が高くなる

●メリットやデメリットも様々で、メリットには価格に関するものが多い

●アフターサービスが不十分なケースもあるので、十分な注意が必要

 

▶参考情報:「建売住宅とは?」の記事に関する情報として、以下の情報も合わせてご覧ください。

「建売住宅vs注文住宅」徹底比較!価格や入居までの期間など違いを解説

「建築条件付き土地とは?」どこよりもわかりやすく解説!

「注文住宅とは?」をわかりやすく徹底解説!

 

それでは以下で詳しく見ていきましょう。

 

 

1,建売住宅とは?どんなお家のこと

まずはじめに、「建売住宅とはどんな家なのか?」について解説します。

 

(1)建売住宅と注文住宅の違い

建売住宅と注文住宅の違いとは?

マイホームを手に入れたいと考えている人たちがよく耳にする言葉に「建売住宅」。

これは読んで字のごとく、以下の通りです。

 

建売住宅とは、すでに建築が終了しているものや建築途中のものを購入するという形であり、一般的には建物だけでなく土地もセットで購入することになります。

 

建売住宅の他にも「注文住宅」などもありますが、注文住宅というのは建売住宅とは異なり購入する側が最大限自分の意見を反映させられます。

 

▶参考情報:「注文住宅」について詳しくは、以下の記事で説明していますのであわせてご覧ください。

「注文住宅とは?」をわかりやすく徹底解説!

それに対して建売住宅は住宅設計の事細かな部分や間取りなどもすでに決まっていますし、多くの場合すでに建築されているので自分の意見を反映させることは難しいです。

だからこそ建売住宅を購入する際には、間取りや外観、使用されている材質などが自分たち好みかどうかも徹底的にチェックすることが重要でしょう。

 

まずは、一番の大きな違いは、「自由度」が異なるということが最大の違いと思っておいて下さい。

 

(2)建売住宅は低い予算で憧れのマイホームが手に入る

 

建売と聞くと懸念されがちな点もありますが、不特定多数の人たちに好まれるように作られているのが建売住宅の特徴ですから、普通の生活をする分には快適に過ごせ、大きな不都合は感じないでしょう。

一見すると建売住宅というのはデメリットが多いイメージですが、意見反映ができない分注文住宅と比べると「低い予算」で憧れのマイホームを手に入れられます。

 

元不動産屋営業マンが語る「裏側のお話」

 

「決められた間取りが嫌だ」、「自分たちが思うように設計したいので・・」といった理由で建売住宅を選ばず注文住宅にされる方がいますが、実は注文住宅でもお家が完成してみると「え、建売と全然かわらない・・」と思うことが実際のお客さんのケースで多かったです。

 

それは、そもそも住空間の間取りは、設計段階で暮らすのに不便がないように設計されます。

結果からすると、間取りは建売でも注文でもさほど変わらない・・という結果になってしまうのです。。

 

全部が全部、そのようなケースではないですが、ひとつの実体験の意見として参考にしてみてください。

 

 

注文住宅は自らの意見反映をするので様々な部分でお金がかかりますが、建売住宅の場合は他の住宅とほぼ同様の間取りや材質となるため建築にかかるコストが非常に安くなるのです。

憧れのマイホームを持ちたいけれど予算的な問題がある…という場合には、建売住宅がおすすめです。

一般的には同じような見た目の建売住宅が住宅街の一角に立ち並んでいるというイメージのケースも多く、都市部においても地方においてもこういったケースはよく見かけます。

 

「建売住宅と注文住宅の違い」については以下の比較記事を参考にご覧ください。

「建売住宅vs注文住宅」徹底比較!価格や入居までの期間など違いを解説

 

2,建売住宅の価格帯は?相場感ってどれくらい?

建売住宅の価格帯は?相場感ってどれくらい?

次に、「建売住宅の価格帯や相場」について詳しく見ていきます。

 

一生に一度の買い物といっても過言ではない建売住宅の購入ですが、気になるのはその価格帯だと思います。

建物の他に土地もセットとなるので場所や広さなど様々な要因によっても価格帯は異なります。

 

ただ一般的には、「2,000万円~5,000万円」であり、自らの予算に応じる形で選ぶことが大切です。

 

●建売住宅の「価格例」

 

  • 販売価格:4,500万円(建物1,700万円・土地2,800万円)
  • 建物面積30坪/土地面積35坪
  • 坪単価(建物)56万円 /(土地)80万円

 

以上はあくまでも例ですが、多くの場合、建売住宅の販売サイトなどをチェックすると、坪単価や詳細な販売価格などもみることができます。

 

住宅の大きさや土地の広さなどによっても価格が大きく異なってくるため、トータル的な価格だけでなく、建物と土地の坪単価もチェックするようにしましょう。

多くの場合、建売住宅の価格は地方によって偏りが見られ、都市部になればなるほど価格帯が高くなります。

 

3,建売住宅の注意点

続いて、「建売住宅の注意点」について確認しておきます。

 

建物と土地がセットで購入でき、なおかつ注文住宅などに比べて割安で手に入る建売住宅はとても人気があります。

しかし、建売住宅の購入や選定に当たって注意しなくてはならない点もたくさんありますのでチェックしましょう。

 

(1)理想の間取りやデザインの住宅に出会いにくい

 

建売住宅の最大の特徴でもあるのが自分の意見反映がなされない点です。

ですので自分たち家族が理想とする間取りをはじめとした条件に合致する可能性はそれほど高くありません。

しかし、今の世の中様々なところで建売住宅が建築されて販売されているため、賢く探せばより良い物件に出会うことも可能でしょう。

 

(そして、前述したとおり、中途半端な注文住宅にするなら、完成したお家はほとんど建売住宅とかわらない事が多いので、建売住宅のほうがコスパはよいです。)

 

(2)建築途中のチェックや品質確認ができない

 

例えば、注文住宅の場合は住宅の建築中に現場に出向いて状況確認などができますが、建売住宅は当然不可能です。

 

ということは、きちんとした手順で進めているか、本来使用すべき材料を使っているかなどの確認が行えません。

この部分は業者によって信頼度が変わってくるので、口コミやレビューなどを見て建売住宅を購入するかどうかを決めたいです。

 

▶参考情報:実績豊富で信頼度が高い建売住宅では、「パワービルダー」の建売物件などもおすすめですので以下をご覧下さい。

パワービルダーとは?どこよりもわかりやすく解説

 

建売住宅は、「実績が多い=安心」とはいえない点も注意したいです。

そのため、中には建売住宅の場合でも工事監理の体制を敷いているところもあるので、気になる場合はそういった業者の住宅を選びましょう。

もし業者選びなどまったくわからない場合は、必ず専門家に相談するようにしましょう。

 

(3)住宅に問題がないか確認し、完成して引き渡された後に支払いを行う

 

稀に住宅が完成する前に支払いを要求するところもありますが、必ず住宅の引き渡しが終わってから支払うようにしてください。

そうでないと支払い後に問題が発見された場合など適切に対応してもらえないこともありますし、支払いを終えて引き渡しまでの間にその業者が倒産してしまう可能性もあります。

すべての業者が安心できるレベルになるわけではないので注意しましょう。

 

(4)価格に含まれている内容を徹底チェック

 

建売住宅を購入する際にはその価格には何か含まれているのかをしっかりと確認してください。

 

そうでないと後からオプション費用がかかることもありますし、思いがけない出費に繋がることもありえます。

生活を送るために不可欠なものが網羅されていないと追加工事によって予算オーバーすることになってしまうでしょう。

 

▶参考情報:建売住宅を購入する際に必要となるお金のお話については、以下も参考にご覧下さい。

新築戸建て購入時に本当に必要な諸費用とその内訳を解説【騙されないように!】

新築戸建て購入時に本当に必要な諸費用とその内訳を解説【騙されないように!】

 

(5)ある程度の妥協も必要不可欠

 

大きな買い物なので自分たちの理想を叶えてくれるマイホームに出会いたい…と思うかもしれません。

しかし注文住宅ではなく建売住宅の場合は、基本的にはある程度の妥協も必要でしょう。

 

そうでなければ、なかなか物件選びが進みません。

 

元不動産屋営業マンが語る「裏側のお話」

 

お家を購入する際、高い買い物なので、決断に迷いが生じることが多々でてきます。

そんな時、よくおちいるのが、「この物件は自分だけが検討している」という勝手な解釈をしてしまうことです。

 

不動産ポータルサイト「SUUMO」などで、新築建売の住宅を検索していただけたらと思いますが、賃貸と比べると驚くほど選べる物件が少ないです。

そして、お家の購入をするのは自分だけではなく、多くの人が同時期にお家を購入しようと物件を探しています。

少ない物件を多くの人が見ることになるので、自分が思ってるほど早くに物件は売れてしまうのが私の経験からお伝えできるリアルなお話です。

 

そのため、「もう少し検討してから・・」、「あと数日考えたい・・」というタイミングで売れてしまうことが多いので、決断を早くできるように、「譲れない重要点」と「譲っても良い妥協点」は予め決めておくことを強くおすすめします。

 

 

4,建売住宅のメリットとデメリット

次は、気になる「建売住宅のメリットとデメリット」について詳しく見ていきます。

 

建売住宅にはメリットもありますし、その反対にいろいろなデメリットも存在しています。

実際に建売住宅を購入して満足できる暮らしを送っている人が多いので、メリットやデメリットを把握した上で適切に住宅選択ができれば、より良い生活の実現に繋がるでしょう。

 

(1)建売のメリット

 

1,注文住宅などに比べて割安価格で購入できる

 

建売住宅の最大の魅力といって良いのが割安という点でしょう。

コストを抑えたいと考えている人にもおすすめです。

 

2,入居開始までの期間が短い

 

すでに建てられているケースが多い建売住宅は、必要な手続きさえ終わればすぐに入居開始できます。

急いでマイホームを得て新生活をはじめたい人に向いています。

 

3,契約作業がとても楽

 

例えば、注文住宅の場合はありとあらゆる手続きが必要になりますが、建売住宅であれば売買契約を行うだけでOKです。

 

(2)建売のデメリット

 

1,自分の意見が反映されない

 

間取りをはじめとした様々な意見の反映が行われません。

ですので希望している間取りや設置物ではないケースも多々見られます。

 

2,増築や改築が困難

 

マイホームを建てた場合、将来的に増築や改築をするというケースも多々見られます。

しかし建売住宅の場合は、用いられている建築方法によっては増改築が困難な場合が多いです。

(これはしっかりと把握しておいてください!)

 

3,品質面に不安が残る

 

住宅は毎日生活するための基本となる場所なので品質がとても重要視されます。

しかし建売住宅は品質チェックをすることが難しく、購入してから何らかの問題が発生することも少なくありません。

 

以上のようなメリットやデメリットがありますが、デメリットをしっかりと補ってくれるような大きなメリットがあることに気づきます。

 

5,【関連情報】建売住宅とよく似ている「建築条件付き土地」とは?

続いて、「建売住宅とよく似ている建築条件付き土地」について解説します。

 

建売住宅と似ていると言われるものに「建築条件付き土地」があります。

 

※「え?そもそも建築条件付き土地って何?詳しく知りたい」という方は、以下の記事をご覧下さい。

「建築条件付き土地とは?」どこよりもわかりやすく解説!

 

建築条件付き土地とは?

 

建築条件付き土地は「売り建て」と呼ばれることもあり、一定期間内に住宅建築をすることが前提条件となっている土地購入のことです。

普通に土地を購入するよりも安く手に入れることもできますが、その反面、建築業者が定められています。

 

これら建売住宅と建築条件付き土地の両方とも結果的に土地と建物の両方を得ることになりますが、様々違う手もあります。

例えば、建築条件付き土地は土地購入後に建築を始めるので完成まで時間がかかりますが、建売住宅の場合は基本はすでに建てられているので即入居することも可能です。

マイホームを手に入れたいと考えている場合には、「建売住宅や建築条件付き土地、注文住宅」など様々チェックすべきです。

 

6,建売住宅が向いている人ってどんな人?

次に、「建売住宅が向いている人」はどういった人なのか?について見ていきます。

 

建売住宅が向いている人と向いていない人に分かれます。

建売住宅ならではの特徴やメリット、デメリットを把握しておけば自分が向いているかどうかの判断が付きやすくなります。

ここではどんな人が向いているのかを紹介していきます。

 

(1)間取りなどのこだわりがない人

 

建売住宅は間取りなどの希望条件を全く反映させることができません。

ですから、間取りなどに細かいこだわりがない人に向いていると言います。

 

(2)予算を抑えたい人

 

新築住宅を他の方法に比べて割安価格で購入できるので、予算を抑えられます。

様々ある建売住宅物件を吟味することで、よりコストパフォーマンスに優れた住宅が見つかるでしょう。

 

▶参考情報:建売住宅は仲介手数料無料で購入できる物件もあるので、詳しくは以下をご覧下さい。

新築戸建て購入時の仲介手数料とは?払う必要あり?計算方法は?その仕組みを解説

 

(3)できるだけ早く住みたい人

 

すでに建築されている住宅を購入する形となるので、可能な限り早く住み始めたいと考えている人におすすめです。

注文住宅には最大のメリットだといえるでしょう。

 

7,アフターサービスの質にも気を付けるべき

最後に、「アフターサービス」の質の重要性について確認しておきます。

 

建売住宅は建築途中の確認ができず、なおかつ住宅品質チェックが行いにくいというのがデメリットです。

だからこそ、アフターサービスの質にもこだわるべきです。

 

実際に住み始めてから問題が起こるケースも報告されていて、そういった際にアフターサービスが充実していればまだ安心できそうです。

アフターサービスがしっかりと機能していなかったり、用意されていないと大きな無駄遣いとなりますので注意しなくてはなりません。

 

(1)建売住宅も高いレベルのアフターサービスに期待

 

ただアフターサービスが設けられているだけではなく、「どういったときにどういった方法でサポートをしてくれるのか」など、徹底的に確認をしておきましょう。

注文住宅は建て売り住宅に比べて圧倒的なアフターサービスやフォロー体制が充実しています。

それは金額面や住宅建築のプロセスなど紐解いてみると当然ではありますが、できれば建売住宅の場合も高いレベルのアフターサービスを期待したいところです。

安心して住み続けることができるかどうかにも繋がってくる重要な部分なので、気を付けてください。

 

8,まとめ

建売住宅は注文住宅とは違い、購入する際には基本的に住宅は完成しています。

建物に加えて住宅と土地を同時に購入する形となり、間取りなどに自分自身の意見を反映させることはできません。

価格はとても幅広いものの割安価格で購入できることも珍しくないのでおすすめです。

金銭的なメリットが多くあり、また購入から入居開始までの日数が短い点も魅力です。

建売住宅が向いている人は、低予算で住宅購入をしたい人やあまり間取りにこだわりがない人などです。

 

 

記事作成日:2019年05月17日
記事作成者:希野 通貴




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